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2007年02月13日
●「エンタメ」の夜明け−ディズニーランドが日本に来た!−
![]() | 「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た! 馬場 康夫、ホイチョイ・プロダクションズ 他 (2007/01/20) 講談社 この商品の詳細を見る |
高度経済成長からバブル前夜に活躍したプロデューサーの物語。
表に出てくることはほとんどないが、日本の転換期を陰で支えた人たちをめぐる話だ。
どなたも凄腕のビジネスマンだが、共通するのは”熱”く、”かっこいい”ところ。
もう、惚れてしまいそうになる。
著者がこれまた時代を築いた人(プロデューサー)だけあって、語り口も非常に面白い。
如何に日本にディズニーランドを誘致したのかをメインに書かれているが、そこに至るまでの出来事も人物を中心に描かれていて、そちらも興味深く読める。
電通の黎明期にも触れているところなどは、毀誉褒貶喧しい現在の電通を知る上でも、参考になるだろう。
現代のビジネスにおいて、顧客の視点は経営者にとって必須であるが、ここに描かれている人たちからすれば、いまさら何をと笑われてしまうだろう。
読後、熱くなれる本に久しぶりに出会えた。
最後に電通時代の小谷正一と部下の岡田芳郎のエピソードがたまらなくいいので、ちょっと書き出します。
「電通プランニングセンター時代、小谷の部下だった岡田芳郎は、小谷にこうつっかかったことがある。
『ボクは、小谷さんがうらやましいですよ』
『何で?』
『だって、今という時代は、広告でもイベントでも何でも形が完成してしまっていて、行き詰っているでしょう。小谷さんみたいに、時代の過渡期に、真っ白なキャンバスに思い通りに絵が描けたら、ほんとうに楽しそうじゃないですか。うらやましくてしかたありませんよ』
小谷はまっすぐ岡田の目を見て、こう答えたという。
『岡田くん。いつだって時代は過渡期だし、キャンバスは真っ白なんだよ』」
もう、たまりません。
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